2024/05/07
股関節の痛み
こんにちは!
取手市のくまもと整骨院です。
股関節の痛みの原因には、子供の頃の股関節脱臼や
臼蓋形成不全といった障害によるもの、外傷性の捻挫や血行不良によるもの、
骨折や加齢によるものなどがあります。
骨折以外の症状は、徐々に進行し痛みのために
歩行が困難になることもあります。
外傷が原因の股関節の痛み
股関節の骨折の起こりやすさは
病気の有無、年齢、性別などの要因によって変わってきます。
50歳を過ぎると股関節骨折を負う可能性が高くなり
5~6年が経過するごとに倍増すると言われています。
骨は加齢とともに弱くなっていきますが
この傾向は骨粗しょう症が多い女性で特にみられます。
骨粗しょう症とは骨がもろくなる病気で、
60歳代では2人に1人、
70歳以上になると7割の女性が罹ってしまいます。
日本には1000万人以上の骨粗しょう症患者がいると推定されていますが
そのうちの3割が女性と言われています。
また、背中の痛みや腰痛といった症状以外
自覚症状が少ないのも特徴です。
骨粗しょう症になると転倒するときに骨折する確率が高くなります。
股関節骨折全体の約90%が転倒によるもので
女性が生涯に股関節骨折を負う確率は、男性の2倍~3倍と言われています。
変形性股関節症
股関節の軟骨が加齢や摩耗によりすり減ることで起こります。
股関節が浅い臼蓋形成不全や
子供の頃からの先天性股関節脱臼の後遺症などが原因となることが多いですが
加齢によって軟骨が減ってしまう事が原因になることもあります。
症状としては、歩くときなどに股関節が痛み、
股関節の動きが制限されるようになります。
痛みが強い場合は、人工股関節置換術や骨切り術を行うことがあります。
臼蓋形成不全
股関節にある臼蓋部分が、発育が不良で小さく、
骨頭を十分におおうことができない状態なために
股関節に痛みを生じるのが臼蓋形成不全です。
変形性股関節症のほとんどは臼蓋形成不全が原因で発症します。
体重の数倍の力がかかる関節なので
臼蓋の面積が狭いと、接触面に集中的に力が加わることになり
軟骨がすり減ってしまいます。
その結果、股関節が変形し炎症が起きてしまうのです。
大腿骨頭壊死症
大腿の骨頭部分の血流が悪くなり、
骨の細胞が死んでしまう病気です。
アルコールの飲酒量が多い方や他の病気の治療で
ステロイドを大量に服用されている方の発生率が高くなりますが
発症の原因が不明なこともあります。
症状としては、変形性股関節症の方と同様ですが、
壊死が進行すると、大腿骨の骨頭や股関節が変形し痛みが強くなります。
痛みが強い場合は、人工関節置換術を行うことがあります。
子供の股関節の痛み
ペルテス病
約1歳半~骨が成熟するまでの間に発症した大腿骨頭の血行障害により生じる壊死の事をペルテスと言います。
ペルテス病の原因は未だ明らかではなく、治療は症状の重症度や脚長差などを見て保存療法又は手術を行います。
大腿骨頭すべり症
10代前半の肥満体系の男子に多く発症する大腿骨の骨端線(成長部分)の所で大腿骨頭の上の部分が後方にずれる病気で5分の1の確率で両側に発症します。
初潮後の女児には殆ど見られません。
症状はまず股関節の硬直が起こり安静にすると軽減する。その後歩き方が崩れ太ももの内側から膝にかけて放散する股関節痛が起こります。しかし中々症状が現れないこともあり発症するころには悪化していることが多く、初期では症状が出ない為見過ごされることも少なくありません。
症状は一般的に進行していくため診断されたら直ぐに手術が必要です。
股関節痛のケア
股関節周辺の筋肉を強くする
筋力トレーニングを行い股関節の周りの筋肉を強化すると
股関節の痛みを緩和することができます。
水中運動
水中では浮力がかかるので、股関節に負担をかけずに
筋肉を鍛えることができます。
しかし、水中運動は心臓に負担がかかったり、
自己流で行うと股関節の痛みが悪化したりと逆効果になることもあります。
水中運動を行う時は、専門の人の指導を受けてから行いましょう。
生活習慣を改善する
正座する機会が多い和式生活から
椅子やソファに座る洋式生活に替えることで
股関節への負担を軽減できます。
整骨院での治療
股関節周囲の筋、筋膜を緩め股関節を調整し股関節の動きをスムーズにしていきます。
それにより負担が軽減し血行が良くなることで回復が早まります。
また、くまもと整骨院では深部まで届く特別電気治療やテーピングをして更なる改善を目指します。
おわりに
股関節の痛みについて書いていきましたが整骨院で相談を受ける股関節痛はしっかり治療をすれば改善がみられるものが殆どです。
しかし股関節の痛みを放っておくと時に重大な疾患が隠れていることもあるので股関節に痛みを感じたら我慢せずに早期に受診することをお勧めいたします。
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