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取手市くまもと整骨院-肘の痛み

2024/05/14

痛み

こんにちは 柔道整復師の熊本です。

当院に来院される方のほとんどの方のお悩みが、部位は違えど『痛み』です。

僕たち柔道整復師をはじめ療術家たちの大きな仕事の一つがこの『痛み』を取ることであり、 患者様にとっても施術者にとっても最大の敵と言えるでしょう。

取手市くまもと整骨院 痛みとは

今回のテーマは『痛み』です。

痛みのメカニズムをきちんと説明すると難しい言葉が並ぶので、簡易的に説明していきます。

 

『痛み』とは何?

一言でいうと痛みとは『電気』です。

体に何らかの異常が起こった時に脳に痛みの電気信号が伝わり痛いと感じます。

痛みには早い痛み(1次痛)と遅い痛み(2次痛)があり、 蜂に刺された瞬間や足の指を角にぶつけた時の強い痛みが前者で 後から来るズキズキ、ジンジンする重い痛みが後者です。

 

なぜ痛みは続くの?

早い痛みは、回避行動をとらせるためにすぐに出る痛みで、痛みを感じる場所も明確です。

侵害刺激が無くなれば痛みは消えていきます。

痛みを取りにくいのは後から出てくる遅い痛みの方で、 どこが痛いのかハッキリしないことが多く痛みの感じを表現しにくいです。

遅い痛みの原因の多くは血行不良です。

血流量が下がると、患部の酸素量が減り酸欠状態になり、 異常を知らせるために痛み信号を出します。

 

①最初に早い痛みが出ると、交感神経が興奮して血管を収縮させる。

②血管が収縮すると血流量が減り、酸素量が減る為痛み信号を出す。

↓                ↑

③交感神経が興奮し血管を収縮させる。

 

①が早い痛みで、②③は遅い痛みです。

②③が繰り返される事を痛みの悪循環といい、これが痛みがなかなか取れない理由です。

他にも過度の不安状態、ストレスなども血管を収縮させてしまうため、 痛みを強くする要因になります。

また、痛みがある状態が長く続くと、怪我が治った後でも痛みが続くこともあります。

 

どこが痛いの?

痛み信号(発痛物質)が出た時に、その信号を脳に伝えるために信号を受け取る『受容器』というものがあります。

この受容器が存在する場所が遅い痛みを感じています。

この受容器はポリモーダル受容器と呼ばれ、C繊維(膠原繊維、コラーゲン)の中にあります。

逆にコラーゲンのない組織にはポリモーダル受容器が存在しないため遅い痛みを感じません。

 

痛みを強く感じる場所

皮膚 筋膜 骨膜 関節包など

 

痛みを感じない場所

骨 関節軟骨など

 

骨が痛みを感じないのは意外ですよね。

骨折の時の痛みは主に骨を包む骨膜の痛みです。

骨膜が傷ついていない時、本人も気づかないうちに折れていることもあります。

特に高齢者の腰椎の椎体骨折は『いつの間にか骨折』などと呼ばれ気づかないことも珍しくありません。

 

まとめ

痛みについて簡単に書きましたが、ここで言う痛みは主に血行不良による痛みです。

分類は他にも沢山あり、病的な痛みなど様々です。

冒頭で痛みは敵ですと書きましたが、痛みは体の危険や異常を伝えてくれる防衛機能で、 「異常が起きています。何とかしてください。」と言う体からの『SOS』です。

痛みを無視したり我慢したりせず、お早めにご相談ください。


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