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脱臼

脱臼

脱臼

2024/05/09

脱臼

こんにちは!

取手市のくまもと整骨院、柔道整復師の熊本です。

 

今回のテーマは『脱臼』です。

取手市くまもと整骨院 脱臼イメージ

脱臼を簡単に言うと関節が外れた状態で、これをはめるのが僕たち柔道整復師の仕事の一つです。

 

脱臼の定義

 

関節を構成する骨同士の関節面が正しい位置関係を失っている状態

 

通常関節は正しい位置関係を失わないために、関節軟骨や靭帯、関節包などがありますが、 それらがあるのに脱臼するということは、それらの組織を破壊しているということになります。

特に関節包は関節を包む袋で靭帯は関節が変な方向に行かないように止めるためのストッパーです。

例外もありますが、多くの場合、関節包や靭帯を損傷しながら脱臼します。

関節内組織を破壊しながら脱臼するため、関節を元の位置に戻した後も不安定になりますので、しっかりと固定しておかなければなりません。

固定期間が短いと、治った後も関節が安定せず、軽い力で簡単に脱臼してしまうようになります。

これを『反復性脱臼』と言い、特に肩関節に多く見られます。

 

脱臼は大きく分けて 外傷性脱臼と病的脱臼に分けられます。

他にも生まれつきの先天性脱臼や 自分の意志で肩などの関節を外したりはめたりできる随意性脱臼などの分類があります。

 

外傷性脱臼

転倒やコンタクトスポーツなどで体に強い外力を受け、その力が関節に伝わり脱臼します。

脱臼を引き起こす力は主に槓桿作用(てこ)によるものです。

男女問わず様々な年齢の方に見られますが、高齢者や小児は青壮年に比べ骨が弱いため 骨折につながりやすいので、脱臼は特に青壮年に多く見られます。

男女比では骨が丈夫で、スポーツや肉体労働が多いことから男性の方が多いです。

特に脱臼が起こりやすい部位は 肩関節、肘関節、顎関節、肩鎖関節 などです。

脱臼を引き起こした場合は徒手整復、固定を行いますが、 骨折を伴った脱臼や固定が困難な場合などは病院で手術を行います。

整骨院で治療を行う場合は医師の同意が必要になります。

同意が無い場合でも応急処置を行うことは可能ですので、病院が休みの時等はご相談ください。

 

病的脱臼

何らかの原因で関節を構成する組織に異常が起こり少しの力で簡単に脱臼してしまったり、 関節自体が破壊されてしまったものなどを病的脱臼と分類します。

病的脱臼には、片麻痺患者の肩関節不全脱臼等の麻痺性脱臼、

急性化膿性股関節炎、股関節結核などの拡張性脱臼

関節リウマチによる破壊性脱臼があります。

 

おわりに

患部に強い痛みが出ていて骨折なのか脱臼なのか捻挫なのかわからない時でも それぞれに特徴的な所見がありますので、柔道整復師はレントゲンを撮らなくても判断することができます。

それでもレントゲンを撮る必要がある場合はお伝えいたしますので、急なお怪我の際はお早めにお電話などでご相談ください。


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肘内障

肘内障

2024/05/06

肘内障(ちゅうないしょう)

こんにちは!

取手市のくまもと整骨院、柔道整復師の熊本です。

 

今日は、小さい子どもによく見られる「肘内障」 についてお話していきたいと思います!

取手市くまもと整骨院 肘内障

肘内障とは

子供に起こる肘の亜脱臼の事です。

肘の脱臼というよりも肘関節の骨と骨をつないでいる輪状の靱帯から骨がはずれたり、ずれてしまった 状態のことをいいます。

肘内障の多くは5歳未満の子どもに見られます。

 

肘内障の発生機序

子どもの手を急に引っ張ったりした後、子どもが痛がって 腕を動かさなくなってしまった。 この場合のほとんどが、「肘内障」を疑います。

主に、子どもの手を強く引っ張ったり、手を持って振り回す遊び などをしたときに起こりやすいのですが、自分で不自然な体勢で 腕を捻ったときや、肘を体の下にして寝ていて起こる事もあります。

実際に当院で整復した患者様の事例は

 

・服を着替えさせている最中に急に泣き出し腕を使わなくなった。

・寝ていて起きたら腕をだらんと垂れていて、動かそうとしたら泣き出した。

・戦いごっこをしていてパンチを打った瞬間に急に泣き出し腕を使わなくなった。

 

など意外と簡単に肘は抜けてしまいます。

 

肘内障の症状

腕を痛がり だらんとしたまま動かさなくなります。

抜けている側の手でバンザイしたり、ちょうだいちょうだいすることができなくなります。

よく肩の脱臼と間違えやすいのですが、 肩を触ったりしても痛がらなければ肘内障と考えてよいと思います。

 

肘内障の予防

 寝ている間や気づかない間に負傷することも多いので完全には防げませんが、腕を引っ張る際に一度名前を呼ぶなどして注意を引き付けることで肘が抜けにくくなります。

他に気を取られている時は腕の筋肉が緩んでしまうので抜けやすいです。注意を引き付けることで筋肉を収縮させ、無意識に引っ張られる準備をするのです。

 

肘内障の治療

ごくまれに入りにくい場合もありますが、ほとんどの場合関節を正しい位置に戻すことで一瞬で症状が消失しますのでご安心ください。

肘内障は、整復した後は固定の必要もなく普通に過ごして大丈夫なのですが、一度肘内障を起こすと再発することが多いので、子どもの手を強く引っ張らないようにするなどの注意が必要です。

 

おわりに

急に痛みを訴え泣き出すのでびっくりするかも知れませんが、肘内障は良く起こることです。

まずは慌てずに患部を安静にして下さい。

肘内障は殆どの場合整骨院で直ぐに治ります。

もちろん健康保険もマル福などの医療助成券も使えますよ!(お子様が字を書くことが困難だと思われますので印鑑をお持ちください。)

もしもお子様が急に腕を動かさなくなったなど、ご心配や ご不安などがございましたら、一度お電話でご相談ください。

お子様連れの方へ


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突き指

突き指

2024/05/04

突き指

こんにちは!

取手市のくまもと整骨院です。

 

突き指とは指先にボールが当たったり、何かを突いたりして起こる外傷の総称です。

スポーツ活動(特にボールを使った競技など)で発生します。

取手市くまもと整骨院 突き指

突き指の原因

 

転倒やスポーツなどによって、瞬時に縦方向の

強い外力が指先に加わることで生じます。

 

突き指の症状

 

軽度なもの

 

伸筋腱のわずかな損傷のみで腫れや痛みが生じますが、

自然に回復します。

 

重度なもの

 

末節骨に剥離骨折が生じたり、伸筋腱が切れたりします。

そのため第一関節が伸ばせず、屈曲した状態になります。

放置してしまうと、第二関節が過度に伸展し

スワンネック変形という指の変形が生じてしまうことがあります。

また、第一関節に亜脱臼が生じたり

中節骨にまで外力が加わって骨折や脱臼が引き起こされたりすることもあります。

いずれも非常に強い痛み、腫れを伴い

指を動かすことが困難になります。

 

突き指をしてしまったら

 

突き指は、よく知られたケガですが

実は指の関節の靭帯の捻挫や、靭帯、腱の断裂、骨折、脱臼

などが生じていることもあります。

突き指をしたら動かさずに安静を保つようにしましょう。

次に腫れや痛みがどの程度なのかを確認してください。

そして、腫れと痛みを軽減させるために患部を冷やしましょう。

もちろんくまもと整骨院でも突き指損傷の治療を行っております。

腫れがひどい、もしかしたら折れているかもしれない...

そんな時はお早めに当院にご相談ください。


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