自転車の事故
2024/05/05
こんにちは!
取手市のくまもと整骨院です。
一部地域、自治体によっては自転車保険の加入が義務化されたり
傘をさしたままの運転がルール違反になるなど『自転車の事故』に対する対策が強化されてきています。
たかが自転車の事故と思って軽視していると後から痛みが出て保証されなくなったり
思わぬトラブルを引き起こすこともあります。
はじめに言っておきますが、自転車と車の事故はもちろん、自転車同士の事故、
自転車と歩行車の事故でも『むち打ち』は起こります。
強くぶつかったり転倒した場合は骨折や脱臼などのケガもしてしまいます。
しっかりと手続きをして早期に治療を開始することが大切です。
では実際に自転車で事故に巻き込まれてしまった時、どのように対処すればよいのでしょうか?
自転車事故について
自転車は道路交通法で『軽車両』に分類されるので、スピード違反の対象にもなりますし、
事故を起こしてしまったらそれは立派な交通事故です。過失割合に応じて損害賠償も請求されます。
そんな時守ってくれるのが『自転車保険』です。
単独で自転車の保険に加入していなくても自動車の保険に自転車事故の補償がついている場合がありますので契約内容を確認しましょう。
また相手のいる事故の場合必ず連絡先を控えておきましょう。
後から痛みが出て来ても治療費や慰謝料の請求先が分からず泣く泣く自費で賄うことになってしまいます。
事故後は警察を呼び、たとえ痛みが無くても医療機関でしっかりと診察を受けましょう。
可能であれば受診前に保険会社に連絡しておくと病院での対応がスムーズになります。
自転車と自動車の事故
相手が自動車の場合『自賠責』を使って治療を受けることができます。
自賠責保険とは車を運転していて加害者になってしまった場合被害者を救済するための保険なので相手が自転車や歩行者でも適用になります。
自転車と自動車の事故で多いケースは交差点での巻き込み事故や出会いがしらの事故です。
当然ですがこの場合ほとんどのケースで自転車側の方が被害が大きくなります。
車は車両の凹み程度で済むことが多いのですが、自転車側に起こりやすい症状としては様々な部位の骨折、脱臼や捻挫、全身打撲、頭部が強く振られるのでむち打ちになることも多いです。
また脳や内臓を損傷している可能性もあるので必ず早期に病院に行きましょう。
これだけ症状に差があったとしても必ずしも車が100%悪いわけではありません。
自転車側にも過失がある場合その割合によって治療費や慰謝料が減額されてしまいます。
これを『過失相殺』と言い、被害の大きい自転車側は特に過失割合が重要になってきます。
例え自分が金額にして500万円の被害を受けたとしても過失が2割あると過失相殺により保険金額は400万円になってしまいます。
過失割合は複雑な算定基準の基づいて基本的には保険会社同士の話し合いで決まります。
弁護士に依頼することで過失割合が変わることもあるので、被害が大きい場合は相談してみることをお勧めします。
その際に発生する費用は弁護士費用特約により支払われることがありますので、
自身や同居している家族の自動車保険や火災保険などの契約書を確認してみましょう。
自転車同士の事故
自転車同士の事故の場合自賠責の適用になりません。
自転車単体で保険に加入していなくて、自動車保険に加入している場合は契約内容を確認しましょう。
特記事項欄に自転車での事故も含まれていることが記載されている場合があります。
自転車同士の事故では側面からの衝突、正面衝突などが考えられます。
ママチャリと呼ばれるタイプの自転車でも平均時速10~15㎞出ているとされています。
この自転車同士が正面からぶつかった際に2~3Gの負荷が体にかかると考えられます。
これはむち打ちを引き起こすには十分な力で更に転倒し骨折や打撲などのケガも負います。
早期に受診し適切な治療を受けましょう。
相手とトラブルになりそうな場合は弁護士に依頼しましょう。
自転車と歩行者の事故
自転車同士の事故と同様に自転車と歩行者の事故も自賠責の適用になりません。
自転車単体で保険に加入していなくて、自動車保険に加入している場合は契約内容を確認しましょう。
特記事項欄に自転車での事故も含まれていることが記載されている場合があります。
自転車同士の事故にも共通して言えることですが、自転車と歩行者の事故ではお互いに保険に加入していないケースが多く、加害者側に支払い能力がない場合損害賠償を請求できなかったり示談ができない場合があります。
また相手が子供である可能性もあります。
この場合必ず親権者に対して代わりに損害賠償を請求できるわけではありません。
子供に責任能力がない場合親権者に責任があるとされていて、おおよその責任能力がない子供とは小学生くらいまでを言い中学生くらいからは責任能力があるとされています。
したがって中学生以上の未成年との事故を起こしてしまうと親権者に請求できることは難しくなり、しっかりと補償を受けられなくなってしまいます。
自転車と歩行者の場合自転車の不注意や歩行者の飛び出しによる接触事故が多くなります。
歩行者は生身なのでハンドルなどでカットしてしまうこともあり、転倒することも多いので骨折などの外傷を負います。
頭部が降られた場合はやはりむちうちになることもあります。
軽症で済むことも多いのですが、打ちどころによっては死亡事故になる可能性も無くはありません。
整骨院での治療
手術が必要な重症の場合や出血を伴う外傷以外は殆ど整骨院で治療ができます。
まずは整形外科でしっかりと診断を受け、整骨院と併用して通院することをお勧めします。
医師により事故によって怪我をしたと認められなかった部位は補償の対象にはなりません。
後から痛みが強くなる場合がありますので、今は大したことなくてもしっかりと診断を受けましょう。
また、骨折や脱臼の治療を整骨院で受ける場合は応急処置を除き医師の同意が必要です。
口頭でも構いませんので、同意をもらった日、病院名、医師の名前を控えておきましょう。
くまもと整骨院では骨折、脱臼の整復固定の他、怪我の回復を早めるための施術を行っております。
むち打ちには特別電気治療やテーピングを首や胸に張ることで症状が和らぎ回復力が高まります。
おわりに
自転車の運転は少しの不注意で凶器になったり自分自身が命を落としてしまうこともあります。
誰も今から事故に遭おうと思って出かけているわけではありません。
100%事故に遭わない人は一人もいないのです。
万が一の時に備えて事故の時の対処方法を確認しておきましょう。
怪我をしてしまった時に身体は痛いのに補償を受けられなかったがために我慢せざるおえないケースを沢山見てきました。
自転車保険は月に100円強、年間2000円弱で加入できます。
自転車に乗る方は自分や相手を守るため自転車保険の加入をお勧めいたします。
万が一交通事故に遭ってしまった際は是非一度当院にご相談ください。
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